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論文要旨

Zhao, S., Uono, S., Yoshimura, S., & Toichi, M. (2015). Self make-up: The influence of self-referential processing on attention orienting. Scientific Reports, 5, 14169.

視線と矢印が引き起こす注意シフトパタンの違いが自己との関連付けの程度の違いから生じているという仮説について検討した。はじめに、参加者は二種類の矢印を自分・他人という単語のいずれかと連合させる学習課題を行った。参加者は指定された正しい組み合わせを記憶し、それらが呈示された場合にだけボタン押しを行った。その後、手掛かり注意パラダイムを用いて、2種類の矢印手掛かりが引き起こす注意シフトパタンを検討した。自分と連合した矢印は先行研究で示されている視線による注意シフトと同じパタンを示した。同じパラダイムで手掛かり刺激を視線に変えた実験を行ったところ、他者と連合した視線は先行研究における矢印と同様の注意シフトパタンを示した。自分―矢印と他人-視線手掛かりを直接比較した場合でも、前者は視線、後者は矢印と同じパタンの注意シフトを引き起こした。この結果から、視線の機能の特異性は生得的なものだけではなく、自己関連付けの強さからも生じている可能性が考えられる。


関連論文

Zhao, S., Uono, S., Yoshimura, S., & Toichi, M. (2014). Attention orienting by eye gaze and arrows reveals flexibility to environmental changes. Acta Psychologica, 150, 100-105.

Zhao, S., Li, C., Uono, S., Yoshimura, S., & Toichi, M. (2017). Human cortical activity evoked by contextual processing in attention orienting. Scientific Reports, 7, 2962.

 

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